第4話(番外編)|サイクリングイベントディレクターへの道・泉ヶ岳ヒルクライム復活編
前回のお話
第3話では警察署担当者さんとのやりとりや泉ヶ岳の工事状況の確認等について書きましたが、今回は少しお休みして番外編です。
2021年4月上旬。LinkTOHOKUさん主催のヒルクライムイベント(第11回 湯ノ岳シュークリーム記録会)が開催されるとの事で、
実際にどのような機材を使って計測されているのか泉ヶ岳ヒルクライムで計測する時の参考にしたかったので、エントリーして福島県いわき市の「湯ノ岳」に向かいました。
もちろん「 湯ノ岳ヒルクライム 」も堪能してきましたよ(笑)
実際にミニベロCYLVA F8Fで湯ノ岳シュークリーム記録会に参加した記事はこちら
湯ノ岳シュークリーム記録会にミニベロロード化した Cylva F8F で参加してきました。
記録会で実際に使用されている機材(計測器)を見てみる
記録会当日、集合場所の駐車場に行くとスタッフの方でしょうか。テーブルや計測チップなどを準備している方がいらっしゃいました。軽く挨拶して駐車場に設置された受付を見せてもらいます。
拡声器にバッテリー類。テーブルの横にはフロアポンプ(空気入れ)も。
拡声器横にある白く筒状になっているものは、貼り付けるタイプの使い捨て計測チップの束。
写真には写っていませんが、タイラップを切るためのニッパーが入ったケースも用意してありました。
ゴール地点には、ゴールラインと端の方に計測器が置かれていた。アスファルトに敷いているゴールラインは、計測チップのアンテナかな。
当日参加者が取り付けた計測チップは2種類。
まず1つ目の計測チップは、フロントフォークにタイラップ(結束バンド)で固定するもの。
このタイプは、他の競技でもよく使われていますね。
(ヒルクライムではそこまで出ませんが)最大150km/hまでの速度が計測できるのだそうです。
フォーク左右のどちらにチップを付ければ良いか確認したのですが、このチップはどちらに付けても大丈夫との事でした。
2つ目は、使い捨てタイプの計測チップ。
私はこのタイプは初めて使ったのですが、参加者はヘルメットの前側に貼ります(写真は実際に使用したチップの裏側)。
使い捨てタイプだとゴール後に回収しなくて良いので単体で使えないかな?と考えていましたが、ゴール付近で速度が出る競技の場合、このチップのみでの計測は厳しいか。
来ていた主催者が実は
ヒルクライム記録会の閉会式終了後、自分の自転車を車に積み込んでからテープルまわりを撤収作業をしているスタッフの方と少しお話をしてみたら、なんと今進めている泉ヶ岳ヒルクライムの件でやりとりをしていた代表の鵜沼さんでした。
実際にお会いしたのは今回が初めて。会う約束はしていなかったのですが、そこからちょっとした勉強会に。
さっき登ってきた自分のRACE RESULTのデータをノートパソコンに表示しながら、ネットタイムの計測方法や裏側で動いているシステムについて教えていただけました。
(ネットタイムは、スタートラインで検出したタイムとゴールしたタイムをそれぞれ記録してゴール時刻からスタート時刻を引いた数値が自分のタイムになる)
時間があれば計測機も見せていただきたかったのですが、もう戻らないといけない時間になっていたのでお話しもそこそこに湯ノ岳を後にしました。
ヒルクライムの記録はダメダメでしたが、色々勉強になった1日だった。
この先もっと大変になりそうだけど、得たものは泉ヶ岳ヒルクライムのほうでも役立てられるようにしたい。開催に向けて引き続き進めていきます。
つづく