finalのヘッドホン SONOROUS VI(SONOROUS6)の製品レビュー・リケーブルについて
- final SONOROUS VI 製品紹介、特徴
- final SONOROUS VIの音質。音の傾向
- SONOROUSはイヤーパッドで「音の傾向」が変えられる
- SONOROUSの消耗部品について(ヘッドバンド、イヤーパッド、ケーブル)
- SONOROUSのヘッドバンド交換
- SONOROUSのイヤーバッド交換
- ケーブル断線
- final SONOROUSシリーズのリケーブル(SONOROUS II III IV VI X)
- 3.5mmプラグに変換できるアダプタを使う
final SONOROUS VI 製品紹介、特徴
筆者はFinalの音が好きで、SONOROUS VI(型番:FI-SO6BD3)で音楽を楽しんでいます。
残念ながらSONOROUS 6は、販売終了してしまったので、新品での購入は出来ません。欲しい人は今だと中古で入手する事になります。オークションやフリマサイトの場合は状態によりますが、おおよそ4〜5万円台で売買されているようです。(2022年現在)
final SONOROUS VI 公式ページ
https://snext-final.com/products/detail/SONOROUSVI.html
final SONOROUS VI 製品情報
製品名、型番 | final SONOROUS VI 型番:FI-SO6BD3 |
---|---|
筐体 | ステンレス/ABS |
ドライバー | 50mmφダイナミック型+BA型(バランスドアーマチュア型) |
感度 | 105dB |
インピーダンス | 8Ω |
本体重量 | 約480g |
ケーブル長 | 1.5m |
SONOROUS6の筐体はステンレスを切削たパーツが使われています。
内部では、1.5mm厚アルミ製バックプレートが入っていて不要な振動を抑制していたりしています。
金属が多めに使われてるからなのか、ヘッドホン本体の重量が約480g。
手に持つと少し重さを感じるかも知れませんが、このヘッドホンは装着感が良いので、筆者の場合はあまり重さはあまり感じなかった。
日によって3時間以上付けて聴いていた日もありましたが、特に苦になりませんでした。
(重さについては個人差があると思いますので、参考程度にどうぞ)
final SONOROUS VIの音質。音の傾向
Finalのヘッドホン SONOROUS VIは、SONOROUSシリーズの中では珍しい「BA型」を採用しているモデルです。
BA型(バランスド・アーマチュア型)は、細かな音の再現性に優れているドライバーで、ヴォーカルや透明感のある中音~高音をキレイに聴かせてくれるのが特徴。
ヘッドホンは最初「SONOROUS III」を使用していたのだけど、どうも高音に満足ができず、IIIを手放してSONOROUS VIに乗り換えたら、
高音がキレイに伸び、今まで聞こえてこなかった音が聞こえ、音の広がりがあって、音の変わりようにビックリした記憶があります。
低域は出てないわけでは無く、ボヤけず引き締まった感じで出る感じですが、SONOROUS IIIのほうが低音が強く出る印象。
筆者は中高音をキレイに聞きたいのでこのモデルを選びましたが、曲によっては高音がキツイと感じる人が居るかも知れません。
ケーブルは脱着できるのでリケーブル(好きなケーブルに交換)が可能です。
標準のケーブルからfinalのシルバーコートケーブルに交換(リケーブル)すると音が化けます!
SONOROUSはイヤーパッドで「音の傾向」が変えられる
final SONOROUSシリーズ(SONOROUS II III IV VI X)は、イヤーパッドが交換できるのも特徴。
イヤーパッドは数種類販売されていて、タイプ毎に異なる特性を持っているので、それぞれ聞こえ方に個性があります。
SONOROUS VIだと、Aタイプ、Bタイプ、Cタイプが選択肢。(Aタイプが純正)
高音を強くしたいからBタイプにする等、自分の好きな音の傾向にするために交換する楽しみがありますね。
イヤーパッドは、SONOROUSのモデルによって「合う、合わない」があるので注意!
final公式サイトではタイプ別に音の傾向が書いてあるので、下のページを見てみて。
公式サイトでイヤーパッドの購入も出来ます。
final イヤーパッド
https://snext-final.com/products/accessories/detail/earpads.html
筆者は、元々付いていた「SONOROUS6」純正のAタイプから、Bタイプのイヤーパッドに交換して使用しています。
(イヤーパッド交換のレビューは後日...)
SONOROUSの消耗部品について(ヘッドバンド、イヤーパッド、ケーブル)
ヘッドホンを使用していくと当然ですが劣化していきます。
先に駄目になるのがイヤーパッドとヘッドバンドあたりで、劣化(加水?)でボロボロになってしまうのではないでしょうか。
SONOROUSのヘッドバンドが列化するとこのようにボロボロになります。
SONOROUSのヘッドバンド交換
ヘッドバンドが劣化でボロボロになってしまった場合、finalに修理を依頼すれば交換可能です。(2022年現在)
預かり修理になります。まず、専用のフォームに入力して修理依頼をしてから宅急便などでfinalにヘッドホンを送り、
状態を確認後に修理金額の提示になるようです。
final公式に問い合わせてみましたが、ヘッドバンド単体での部品購入は出来ないそうです。
SONOROUSのイヤーバッド交換
イヤーパッドは自分でも交換が可能。自分の好きな音の傾向があれば、使用していたものと別のタイプに交換するのも面白いですね。
イヤーパッドは手で外せるのでカンタン。逆に取り付けは少し慣れ(コツ)が必要になります。
本体の溝にパッドを引っ掛ける部分を少しずつずらしてはめていきます。
交換方法が公式サイトに動画で紹介されているので、見てから交換すると作業しやすいです。
SONOROUSの各種イヤーパッドは以下のページから購入できます。
final イヤーパッド
https://snext-final.com/products/accessories/detail/earpads.html
ケーブル断線
SONOROUS純正ケーブルが断線してしまって新たにケーブルが必要な場合、公式サイトではSONOROUS純正ケーブルは販売していないようです。
finalのケーブルを購入する場合、コネクタが同じ同等品(?)の「final D8000用標準ブラックケーブル」か、上位モデルの「シルバーコートケーブル」を購入する事になります。
D8000純正ケーブル、シルバーコートケーブルとも結構イイ値段します。金額を抑えつつ良い音にしたい人は、他社製のケーブルがあるので探してみてください。
探してみると、3.5mmのアンバランスケーブルの他に、2.5mmや4.4mmのバランス接続できるケーブルがあります。
final D8000用標準ブラックケーブル
https://final-inc.com/products/d8000-blackcable-jp
final公式サイト シルバーコートケーブル
3.5mm、6.3mm端子のほかに、2.5mm/4.4mmバランス、XLR端子も選べます。
https://final-inc.com/collections/semiorder-final
final SONOROUSシリーズのリケーブル(SONOROUS II III IV VI X)
final SONOROUSの純正ケーブルのコネクター部分は3.5mmモノラルプラグが採用されていて、左右2本本体に差し込んで接続します。
このプラグは少し特殊で、ヘッドホンに差し込んでから90度回転させるとロックできる仕組み。
リケーブル用途で他社ケーブルを探す場合、少し注意が必要。3.5mmモノラルプラグのケーブルだとしても、
ロック機構がある分、通常の端子より長くないと奥の方まで差し込めない状態になるので接触しなくて音が出ない...といったコトが起きます。
もちろんSONOROUS対応と謳っているケーブルの場合は、この心配はありません。
NOBUNAGA Labsでは「霧降」という名前のSONOROUS対応バランスケーブルがあります。
他社製のヘッドホンケーブルで使えそうなのは、beyerdynamic T1 2nd、TAGO STUDIO T3-01等で使用されているケーブルが「3.5mm端子が長め」なのでSONOROUSでも使える可能性があります。
Bris audio(ブリスオーディオ)のケーブルは、final純正形状プラグでのケーブル作成が可能なので、値は張りますが安心してイイ音が聴けますよ。
3.5mmプラグに変換できるアダプタを使う
MMCX端子や2ピンのイヤフォンを使用していてリケーブル用で何本か持っている人は、MMCX端子を3.5mmプラグに変換できるアダプタが販売されているので アダプタを購入すると手持ちのケーブルを活用できるので、リケーブルの幅が広がります。音の変化が楽しめますよね。