ソーシャルレンディングサービス「LENDEX」のメリットとデメリット
2017年スタートのソーシャルレンディング業者「LENDEX」について、メリットとデメリットをご紹介します。
ソーシャルレンディングや少額での不動産投資に興味のある方は参考にしてみてください。
そもそも「ソーシャルレンディング」とはなにか? についてはこちらからどうぞ
- ソーシャルレンディング投資で資産運用
- ソーシャルレンディングとは、お金を借りたい企業とお金を運用して増やしたい個人をマッチングするサービスのことらしいです。いわゆる「クラウドファンディング」に分類されます。集めた資金の提供先にはいろいろあるようですが、現状は「不動産」を扱うファンドが多…
- https://sendai-kuraso.com/money/sociallending-management.html
簡単に言ってしまえば、利回りがそこそこ高めである点と申し込んでしまえば満期まで放置可能である点がソーシャルレンディングの特徴かなと思います。
LENDEXとは
LENDEXとは、株式会社レンデックスが提供するソーシャルレンディングサービスです。
取り扱う案件は不動産の購入やリフォームが中心です。まれに運転資金のためのファンドが登場します。2019年には、人気の格闘技イベント「RIZIN」の運営資金を募集したことで話題となりました。
LENDEXのメリット
少額での不動産投資が可能
不動産投資は大口投資が基本で、個人で投資するのが難しい時代からソーシャルレンディングの登場により、少額での不動産投資が可能となりました。
LENDEXでは2万円から不動産投資が可能です。
なお、ファンドによっては最低投資金額が異なることもありますので、投資前に募集内容をご確認ください。
担保もしくは保証付きのファンドが多い
LENDEXの提供するファンドの大半には担保もしくは連帯保証人が設定されています。
担保となる不動産は、短期間に大きな価値変動が起こることは比較的少ないため、借り手が返済不能(デフォルト)になっても出資金を回収しやすい仕組みとなっており、リスクの軽減となります。
なお、担保となる不動産は提携する第三者(不動産会社)が査定価格を算出しています。都合の良い担保額を設定しているわけではないんですね。
利回りが高く、1年以内の短期投資が中心
LENDEXでは、利回り8~10%のファインドが多く提供されます。通常、高い利回りには高いリスクが伴います。ハイリスクハイリターンってやつです。
しかし、多くのファンドで投資期間を1年以内と短く設定しています。これはできるだけリスクを減らそうという試みではないでしょうか?
また、利益を毎月分配することで、借り手が返済不能(デフォルト)になった場合のリスク軽減も図っています。
手数料無料
LENDEXでは口座開設・維持手数料、申込み手数料、払い戻し手数料などの各種手数料が無料となっております。
出金するたびに手数料が発生するソーシャルレンディングサービスもある中で、手数料無料で利用できるというのは大きなメリットと言えましょう。
ただし、口座への入金は入金元銀行により手数料が発生する可能性があります。この点はしょうがないですよね。
LENDEXのデメリット
大手に比べて案件数が少ない
LENDEXは後発スタートしたソーシャルレンディングサービスですので、大手に比べると案件数や実績は少なめです。
2021年5月現在では案件数や完了実績は順調に推移しており、元本割れや貸し倒れは発生なしです。しかし、今後もそうだとは限りません。
メリットで述べたように、取り扱うファンドの多くは担保もしくは保証付きです。言い換えれば、担保もしくは保証付きでないファンドはあまり扱わない傾向にあります。そのため、どうしても案件数が少なくなってしまうのではないでしょうか?
すぐに満額となる
デメリットの1つ目「案件数が少ない」も要因なのですが、利回りの高い人気ファンドは数分で満額となり募集終了してしまいます。つまり、確実な投資のためには募集開始の時間に待ち構えておく必要があります。いわゆる「クリック合戦」に勝利しないと投資できません。
元本割れの可能性がある
ソーシャルレンディングというサービス共通のデメリットですが、元本保証のサービスではないため借り手が返済不能(デフォルト)となった時点で元本割れの可能性があります。
LENDEXの取り扱う多くのファンドに担保があり、不動産価格の変動が起こりにくいとしても、自然災害やリーマンショックなどの金融危機が発生するかもしれません。
100%安全な投資先ではない、という点はしっかりと認識しておきましょう。
投資開始までの流れ
まとめ
LENDEXは少額で不動産投資ができ、8~10%の高い利回りを期待できるソーシャルレンディングサービスです。
多くのファンドが担保付きで利益は毎月分配されるなど、リスク軽減の工夫が見られます。
おすすめできるソーシャルレンディングサービスだと思います。
ただし、ファンドの募集があってもすぐに満額となるため、気になるファンドがある場合は早めの新規口座開設(投資家申請)がおすすめです。