子どもにお金の教育を。無料のキッズマネースクールに参加してみての感想

先日、仙台市内で開催された株式会社ワオナスが運営する「キッズマネースクール ~ワオナス校~」という、お金の重要性を子どもたちに教える体験型のスクールに参加してきました。
これからキッズマネースクールへの参加を考えている方に、スクールの流れと感想をご紹介します。

  1. キッズマネースクール ~ワオナス校~ とは
  2. スクールの流れ
  3. キッズマネースクールに参加した感想

キッズマネースクール ~ワオナス校~ とは

子どもたちに分かりやすい表現で劇をしたり、体感したり、お店屋さんごっこを通じて「お金の大切さ」「親への感謝」そして「お金はありがとうと交換するもの」だということを子どもたちに伝える体験型の勉強会です。お金のことを学んでいくことで様々な「ありがとう」という温かい気持ちを育みます。

引用:キッズマネースクール ~ワオナス校~

概要

キッズマネースクールは、対象年齢4〜10歳のお金に関する体験型スクールです。今回参加したのは株式会社ワオナスが運営するもので、親向けにお金に関するセミナーも付いてきます。

対象年齢4〜10歳までの子どもとその家族
所要時間約2時間
参加費無料
持ち物色鉛筆・鉛筆・消しゴム
定員10名

スクールの流れ

スクール開始と共に、子どもは前方の椅子エリアへ、保護者は後方にある机に別れます。
講師の先生が前に立って座学のスタイルでスタートしました。

会場に入ると子どもの名前を書いた「○○○てんちょう」というシールを貼ってもらいました。店長さんだね!と娘氏に声をかけると照れてニヤニヤしており、大変かわいかったです。

  • 1.お金の歴史やいろんな国のお金を知る
  • 2.ウサギとカメのお店屋さんの劇(寸劇)を見る
  • 3.(子ども)お店やさんごっこの準備
  • 3.(大人)お金に関するセミナー
  • 4.お店やさんごっこ
  • 5.お給料をいただく

1.お金の歴史やいろんな国のお金を知る

最初に講師の先生にお金の歴史や、外国のお金について教えてもらいました。

  • お金ができる前はどうしていたか
  • 昔のお金はどういうものだったか
  • 外国のお金にはどんな種類があるのか

実際の古銭(永楽通宝かな?)や1ドル札を見た子どもたちは大きく反応したり、積極的に手を挙げたりして楽しんでいたようです。

2.ウサギとカメのお店屋さんの寸劇を見る

引用:キッズマネースクール ~ワオナス校~

続いて、講師の先生2人によるウサギのパン屋さんとカメのパン屋さんの寸劇を見ます。童話のウサギとカメのような展開で、子どもたちの大声のツッコミが冴え渡っており、見ていておもしろかったです。

劇の後は子どもたちに考えさせる時間をとっていました。

  • どっちのパン屋さんで買いたいか
  • どうしてそう思ったのか
  • 自分がパン屋さんをするならどうするか

3.(子ども)お店屋さんごっこの準備

自分ならどういうお店にするかを考えさせた後、いよいよお店屋さんごっこの準備に取り掛かります。
まずは6種類のお店屋さんの中から自分がやりたいお店を選びます。この回では、おうちやさんが人気でした。
その後、売り物となる商品のぬり絵をもらって別室に移動となります。

娘氏によると、商品のぬり絵や値段付け、いらっしゃいませの練習をしたそうです。

3.(大人)お金に関するセミナー

別室に移動した子どもたちがお店屋さんごっこの準備をしている間、大人にはお金に関するセミナーがあります。

  • 子どもへのおこづかいの渡し方(定額制・報酬制・ミックス)
  • おこづかいを渡す時の契約書やおこづかい帳の見本
  • おこづかいの管理方法
  • ライフプラン
  • 世界的なインフレの中での貯蓄の仕方
  • お金との上手なつきあい方

などの話題がありました。

その後、講師の先生はファイナンシャルプランナーですので、個人相談ができますという告知がありました。当日に申し込みをした人は無料で相談できますよ、ということです。

「キッズマネースクール」で検索すると保険の勧誘があるという口コミが見られたため警戒しておりましたが、今回参加したスクールではそういったことはありませんでした。個人相談へのしつこい勧誘もありません。

まぁ、ファイナンシャルプランナーへ相談したことによるメリット誇張というか、ファイナンシャルプランナーすごいぜアピールはありましたが、営業トークとして全然割り切れます。

我が家では個人相談に申し込まなかったため、それで終了でした。
多少不安を煽ってるような感じもありましたが、まぁ、日本がインフレしてるのは事実ですし……。

もしかしたら、その無料の個人相談内で保険の勧誘があるかもしれないのですが、そちらは申し込んでいないため分かりません。もし不安でしたら個人相談には申し込まないようにしましょう。

4.お店屋さんごっこ

子どもの準備と大人のセミナーが終わったらいよいよお店屋さんごっこのスタートです。

親にはおもちゃのお金が渡され、商品を買ったら必ず「ありがとう」と言うように伝えられます。

子どものいる別室に行くと大きな声で「いらっしゃいませ!」と出迎えられました。

一人ひとりが机の上に商品を並べており、値段も多彩です。
子どもたちの「いかがですか〜!」という声や飛び交う「ありがとう」という声でにぎやかなお買い物となりました。

全員が売り切れたらお店屋さんごっこ終了です。
最初のお金から、最後はいくらになったかを集計します。小さい子どもは、どれだけ増えたかと親が手伝いながら数えました。

娘氏はなかなか強気な値付けをしており、心配しておりましたが、無事売り切れとなったようです。

5.お給料をいただく

お店屋さんごっこを通じて、お金と「ありがとう」の大切さを学んだ子どもたちは、スクールの最後に店長さんとして講師の先生よりお給料をもらいます。
「きゅうりょうぶくろ」をもらった娘氏は、なんとなく誇らしげに見えました。

キッズマネースクールに参加した感想

子ども目線として

無料の体験型スクールとしては十分な内容だと思います。娘氏は大変楽しんだようで、参加してよかったと思いました。

ちなみに、娘氏にお金に関して意識の変化があるんじゃないかと期待しておりましたが、その点は全くありませんでした(笑)このあたりはかなり個人差あると思います。

また、個人的見解ですが、参加対象が4〜10歳に関して、4歳には難しすぎて10歳には簡単すぎなんじゃないかなーと思いました。6歳〜8歳くらいが丁度いいあたりかな?と感じます。

子どもがお金に興味を持ったら、こういうのはいかがでしょうか?

親目線として

こういったスクールに参加する親は子どもの金融リテラシーに熱心と言えるタイプです。しかし、お金に関して情報を集めれば集めるほど不安はつきまといます。そのため、そこからファイナンシャルプランナーという「プロ」への相談に繋げていくのがセミナーの目的だろうなとも思いました。
私も一度プロに相談してみたいなとぼんやり思うようになったので、いいきっかけとなるのかもしれません。

個人的には、セミナー内で出た「おこづかいを渡す時の契約書」。これが完全に「その発想はなかった」でしたので、これだけでも参加してよかったなと思いました。

以上、「キッズマネースクール ~ワオナス校~」のスクールの流れと感想でした。
子どもにお金の知識を学ばせるキッカケをお探しの方は、ぜひ参加してみてください。

書いた人:やまライダー(嫁)

Web屋さんで8時間フルタイム勤務をしている、いわゆるワーキングマザー。
夫婦共働きで、ムスメ氏を育てています。
主に資産運用にかかわるお金の話、ムスメ氏を育てていく上での子育ての話、そしてたまにお仕事関連の記事を書いていく予定。
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