【CYLVA F8F/F6F ミニベロロード化】デュラエース手組みホイール(20インチ406)購入!
- ミニベロ用 デュラエース手組みホイール(20インチ406)を買いました
- ミニベロ用デュラエースハブ手組みホイールの特徴
- デュラエース手組みホイール(20インチ406規格)のスペック
- 手組みホイールを実際に使ってみての印象(インプレッション)
- まとめ
ミニベロ用 デュラエース手組みホイール(20インチ406)を買いました
CYLVA F8F(F6F)で使用する新しいホイールを探していましたが、悩ん結果、サイクルハウス ジロ製のデュラエースハブを使ったミニベロ用オリジナル手組みホイールを買いました!
サイクルハウス ジロは千葉にあるショップで、デュラエースハブ以外にも、アルテグラや105、ティアグラグレードの「シマノハブ」を使ったミニベロ用手組みホイールの販売をしています。
GIROオリジナル手組ホイール CYCLE HOUSE GIRO
今回は、ミニベロ用 デュラエースハブ手組みホイールの紹介と簡単なインプレを書きます。
まずはホイールの特徴と仕様から。
ミニベロ用デュラエースハブ手組みホイールの特徴
手組みホイールは、9000系DURA-ACE(デュラエース)のリムブレーキ用ハブを使用しています。
このハブは、デュラエースグレードの高精度さから来る「回転の滑らかさ」がウリです。
ハブの型番はフロント HB-9000、リア FH-9000。
デジタルアジャストシステムという技術が採用されていて、六角レンチでハブの分解ができるので、メンテナンスする際のハブの分解からグリスアップ、玉押し調整までの工程がとてもラクです。
ハブレンチは不要ですが、組み戻す時のネジは指定トルクで締める必要があるので、トルクレンチがあると良いですね。
デュラエース手組みホイール(20インチ406規格)のスペック
ハブ | 前後とも9000系DuraAce フロント HB-9000 幅:100mm リア FH-9000 幅:130mm フリーはシマノ11速スプロケ対応で、スペーサーを使えば8速〜10速のスプロケットも使えます。 |
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ハブベアリング | ステンレスボール |
リム | アレックスリムズ DA16 406規格 アルミ製 フレンチバルブ対応 |
リム幅 | 約22mm |
リムハイト | 約20.8mm |
スポーク | ステンレス製。カラーはブラック |
ホイールの重量はあえて掲載しませんが「CYLVA F8F 純正ホイール」より間違いなく軽量です。
スポーク本数は、使用するハブとリムが「32H」なので、スポーク本数はフロント、リアとも32本。
市販のミニベロ用完組ホイールと比較するとスポークは多めで、その分ホイール重量が増えてしまう原因となってしまうのですが、本数が多いと路面からの振動吸収性が良くなるメリットがあります(組み方にもよります)。
また、スポーク1本あたりの負荷が小さくなるので、スポークが折れてしまうトラブルは本数が少ないものと比較すると少ないと思います。
万が一出先でスポーク1本折れてしまったとしても、自走して帰ってこられる余裕はありそう。
合わせたタイヤは、シュワルベ ワン 20インチ 406規格 28C
チューブはパナレーサー R'Airを使いました。
手組みホイールを実際に使ってみての印象(インプレッション)
今回の比較対象は、CYLVA F8F 純正ホイールとタイレル AM-7(406規格)です。
あくまで筆者個人の感覚で感じた事を書いていますので、乗り手によっては微妙に感覚が異なるかも知れません。あらかじめご了承ください。
漕ぎ出し、中間加速、巡航はどうか
タイヤは、シュワルベワン28C(20インチ406規格)を使いました。
純正タイヤは太めのタイヤが使われているので、タイヤが細くなりグリップが上がっている影響もあると思いますが、CYLVA F8F純正ホイールより「加速しやすく」なりました。
漕ぎ出しは滑らかで、硬い印象は無く、ペダルを踏めばサイコン読みで時速20km〜30km付近までグイグイ加速していく。純正ホイールのモッサリ感がなくなるので、乗っていて楽しい。
速度維持のしやすさは、ホイールが滑らかに回る分、純正ホイールより維持しやすくなります。
デュラエースハブのラチェット音は「チチチチ...」といったような高級感を感じる大人しめの音で、ペダルを止めた時に鳴っているラチェット音は聞いていて、とても心地よい。
タイレル AM-7(406)のラチェット音が「ジーーーーーーーーーーー!」という爆音とはいかないけど好みが分かれる音だったので、ラチェット音だけでいえばデュラのほうが、聴き疲れしなくて好みです。
ヒルクライム(登坂)ではどうか
デュラエースホイールで泉ヶ岳をヒルクライムしてみて登坂しずらい(進まない)とは感じなかった。
ハブが滑らかなので、筆者は一定のケイデンスを保ってクルクル淡々と回して登っていったほうが合う感じ。
ホイールの重量はAM-7のほうが軽いので、タイムを気にするのであればこちらのほうがいいと思う。
ペダルを止めた時の速度の落ち具合
平地巡航をしていて、ペダルを止めてからの「速度落ち」は、タイレル AM-7(406)と比較すると少ないです。
サイズが20インチ(406)と小径なので、それなりに速度は落ちてきますが、イメージしていたよりも滑らかに、すい〜っと進みました。
タイレル AM-7(406)の方が軽量な分、速度落ちが大きく感じました。
ホイールは、CYLVA F8FやF6F 純正ホイールから交換すると間違いなく違いが体感できると思いますよ。
(筆者のCYLVA F8F純正ホイールは新品でも回転が渋めだったので、余計そう感じたのかも知れません)
GOKISOハブだと、デュラエースハブより、もっと進むんだろうなあと思ったり
(GOKISOハブのミニベロ用 20インチホイール貸してくれるかた募集中)。
まとめ
「 サイクルハウス ジロ製のミニベロ用 20インチ406規格 デュラエース手組みホイール 」は、軽量ではないが、シマノハブならではのメンテナンスの容易さやデュラエースハブの回転性能を持った楽しいホイール。
どちらかと言えばロングライドで使うのが良いと思う。タイムを考えなければ、もちろんヒルクライムでも気持ちよく乗れます。
アルミリムなので、輪行やポタリングでも気兼ねなく使えますよ。
価格はそれなりにしましたが、筆者はデュラエースハブ手組みホイールを購入して後悔は無かったです(笑)
デュラエースより下のグレードでいいから11速対応、低価格で良さげなホイールが欲しい!という事であれば「アルテグラハブ、105ハブの手組みホイール」でも十分な性能を持っているはずなので、これらのハブで手組みホイールを組んでみては。
アルテグラとデュラエースハブの重量の差はあまりなさそうなので、コスパ的にはアルテグラハブが良いかも知れませんね。
105ハブを使って組んでみてあまりハブが回らないと感じるかたはハブレンチが必要になりますが、ハブの玉押し調整をしてみてください。
105ハブは新品の状態でキツめに締められているケースがあるようで、うまく調整できれば軽く回るホイールになってくれると思います。